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by andonsha
| 2023-12-23 15:17
| 演奏記録
![]() 全8曲(6トラック)入り、1500円。 *2023/2/3 更新 オンラインショップは休止中です。 販売はライブ会場と伊丹のお店にて。 *2022/10/25 更新 【伊丹で販売してくださっているお店】 (販売終了) - - - フルートと小さなハープの「行灯社」と秋の「鳴く虫」の共演CDができました! 1715年頃に建てられた酒蔵で、スズムシやキリギリスなどさまざまな鳴く虫の音に包まれて演奏した記録です。 「鳴く虫と郷町」をご存じですか? 兵庫県伊丹市で2006年から毎年9月に開催されている、町のあちこちに鳴く虫を展示するイベントです。お店や公共施設などに虫の音を置くことで普段の場所が違った表情を見せたり、多種多様な関連イベントを通じて新たな交流が生まれたり、いろいろな楽しみ方ができる、伊丹の秋の風物詩となっています。 私たちも演奏したり企画したりお客さんになったり運営委員になったり、その時々の形で参加してきました。 そのかかわりの中で作ったのが、このCDです。 始まりは、2017年、伊丹郷町館の企画「鳴く虫と暗蔵(アングラ)」を訪れた時のこと。 国指定重要文化財の酒蔵の中を暗くして虫の音を響かせ、めいめい静かに聞き入ったり懐中電灯を持って探検したりできる、おかしくて素敵な展示でした。それを体験しながら、ふと、「この暗闇の中に音楽を置いてみたらどうなるんだろう」という考えが浮かびました。 その個人的な、小さな発想がきっかけとなって、翌年その「鳴く虫と暗蔵」で演奏する機会をいただきました。 当日は思いがけず多くのお客さまがお越しくださり、赤ちゃんからご年配の方まで、前のめりになったり目を閉じたり、それぞれの過ごし方で味わってくださって、「虫が音楽に合わせて鳴くみたいでおもしろかった」「来年もしてください」といったお声もいただきました。 うれしさと驚きと共に、この共演を録音で残せたら…と思いました。 演奏しながら感じた、空間の響きの美しさ、虫の音の愛らしさ、あやしさ、不思議さ、この場の安らぐような厳かなような趣を、伝えられるのではないかと。 そして、2019年、伊丹郷町館のご協力で、「鳴く虫と郷町」会期中の録音が実現しました。 秋の夜にゆったりひっそり聴きたい曲を選び、虫たちの入った壺や籠をそっと並べ、楽器と声の響きのいい位置を決め、マイクをひとつ置いて録音。虫の声をじっくり聞けるよう曲の前後を長めに収録しています。 古い酒蔵のやわらかな響き、演奏に応じてここぞと鳴いたり止まったりする虫たちの妙、おもてを通る人や車や飛行機の近いのに遠く感じる町の気配。 音楽を手がかりに、あの酒蔵の薄闇へ、足を踏み入れていただけたら幸いです。 2021年9月10日 行灯社 (2022年9月10日 修正加筆 紹介文のお詫びと訂正) ■収録曲 1.テレンス・マクドナーのための哀歌&キャプテン・オケーン / キャロラン Lament for Terence MacDonough & Captain O'Kane / Turlough O'Carolan 2.ゴールウェイ卿のための哀歌&キャロランズ・ウェルカム / キャロラン Lord Galway's Lamentation & Carolan's Welcome / Turlough O'Carolan 3.かごめかごめ / 日本のわらべうた Kagome kagome / Trad. Japan 4.ノッラ・ローダのバグパイプの曲 / スウェーデン伝承曲 Säckpipslåt från Norra Råda / Trad. Sweden 5.星めぐりの歌 / 宮澤賢治 Hoshimeguri no uta / Miyazawa Kenji 6.ハンボル / ノルウェー伝承曲 Hamborg etter Knut N. Juveli / Trad. Norway 演奏 / 行灯社(ちえみ / フルート、みほ / ハープ&うた) 鳴く虫 / エンマコオロギ、カネタタキ、キリギリス、スズムシ、ツヅレサセコオロギ、マツムシ、他 録音 / 岸本想太 伊丹市立伊丹郷町館 旧岡田家住宅・酒蔵にて 2019年9月19日 イラスト / 行灯社 デザイン / 鹿鳴舎 協力 / 伊丹市立伊丹郷町館、鳴く虫と郷町実行委員会 #
by andonsha
| 2023-09-10 15:18
| 録音情報
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扉を開けたら、いつも音楽と音楽にまつわる時間が流れていた場所。
ライブを聴いて、ライブを作って、いろんな話をして、実際に出かけていけない時も「あの古いビルの4階にある部屋」を思い浮かべたら少し元気が出た、いつもそこにあった場所、アウノウンパーラーで最後の行灯社ライブが終わりました。 ライブの中で、いろいろあれこれお話しようかなとも考えましたが、やっぱり普段の「くらがり編」でお送りしました。 「いろいろあれこれ」はまたお会いした時にでも、よかったらお尋ねください。 長らく月に一度のペースでお客さまをお迎えしていた拠点がなくなることで、これまでと同じ形では活動できなくなりますが、まずはいったん整理して、よりおもしろく、より楽しく続けていく方法を探すことにしました。 これまで、本当にありがとうございました。 最後に、お客さまにお配りしたプログラムを載せます。 ちなみに最初のライブの記録はこちら。 以上、コメントはみほでした。 - - - - - キャロランズ・カップ(Carolan's Cup) Turlough O'Carolan(1670-1738) キャロラン作ではないという説もある。キャロランはアイルランドの伝説的な吟遊詩人。 エレノア・プランケット(Eleanor Plunkett) Turlough O'Carolan アイルランド音楽を聴き始めた頃に様々なCDやライブで聴いた曲。 ふたつの断片(20210807-1、20210327-3) 行灯社 2007年以前にセットになっていた2曲。2022年1月にタイトルがついた。 ベングト・ホーカンソンのショッティス(Schottis efter Bengt Håkansson) スウェーデン伝承曲 スウェーデンのバンドLureのアルバム「Prins I Puttalandet」でおぼえた曲。ショッティスはダンスの種類。 C.G.トマソンのポルスカ(Polska efter Carl Gustaf Thomason(1824-1899)) スウェーデン伝承曲 スウェーデンの国民高等学校Härnösands Folkhögskolaで開講された笛のオンラインコースFolkflöjt Distansにて、2022年2月、Markus Tullbergさんから教わった曲。ポルスカはダンスの種類。 おばあさんの結婚式(Farmors Brudpolska) スウェーデン伝承曲 大森ヒデノリさんの練習会で教わったエルヴダーレンのポルスカ。 水辺とこぎつね(20210327-2、20210327-1) 行灯社 2021年3月「作ったと思われる曲」として登場、11月にそれぞれタイトルが決まり、翌年3月に2曲セットになった。 - - - クイーンズ・マーチ(Morfa'r Frenhines) ウェールズ伝承曲 John Loseberg選曲、Christine Martin、Siobhán Bhreathnach編曲「The Celtic Harp」で知った曲。 Polska 730 soittanut J.G.Hauta-aho Alajärveltä, Polska 728 soittanut J.Josepsson-Klemets / フィンランド伝承曲 2021年9月、Folkflöjt DistansにてMimmi Laaksonenさんから教わった。フィンランドのバンドOttopasuunaがSudenritaというタイトルでアルバムに収録した2つのポルスカ。 あふひのうた / 作詞:岸本まどか 作曲:岸本想太 「あふひ」は「あおい」と読み、葵祭で使われるフタバアオイのこと。2011年に作られた歌。子どもたちが耳で聞いておぼえられるようにお手本の音源が作られ、みほが歌を担当した。 ロング・アンテのセンポルスカ(Senpolska efter Lång-Ante) スウェーデン伝承曲 フルートソロ。2020年9月、Folkflöjt DistansでGöran Månssonさんから教わったハヴェロの曲。 ゆき(20210806-1) 行灯社 ハープソロ。2021年4月に原型が現れ、2022年1月にタイトルがついた。 一万マイル(Ten Thousand Miles) 伝承歌 アイルランドのバンドAltanの「Another Sky」でおぼえた、遠く離れた愛する人を想う歌。 テレンス・マクドナーのための哀歌(Lament for Terence MacDonough) Turlough O'Carolan Donal O'Sullivan著「Carolan: The Life Times and Music of an Irish Harper」で知った曲。 キャプテン・オケーン(Captain O'Kane) Turlough O'Carolan アイリッシュセッションでおぼえた曲。 - - - ドビンの花咲く谷(Dobbin's Flowery Vale) アイルランド伝承曲 Altanの日本編集ベストアルバム「VOICE of ALTAN」でおぼえた曲。元のアルバムは「Harvest Storm」。 - - - - - Ten Thousand Miles (Traditional) Fare you well, my own true love Farewell for a while I am going away but I'll be back If I go ten thousand miles Ten thousand miles, my own true love Ten thousand miles or more And the rocks may melt and the seas may burn If I no more return Oh, don't you see yon lonesome dove Sitting on yon ivy tree She is weeping for her own true love As I shall weep for mine Oh, come back, my own true love And stay a while with me If I had a friend all on this earth You have been a friend to me 一万マイル さようなら 愛する人 しばらくのあいだ さようなら 遠く離れるけれど きっとまた帰ってくる 一万マイル行ったなら そう 一万マイル 愛しい人よ もしかすると もっと遠くまで 岩は溶け 海は干上がるだろう わたしが二度と帰らなければ ほら みえるでしょう 小さなハトが ツタの絡んだ木にとまり ひとり静かに嘆いている わたしと同じに 愛する者を想って どうか帰ってきておくれ わたしの愛する人よ そしてしばらくそばにいて この地球上で 誰かを友と呼ぶならば それはあなたのことだから (訳:みほ) - - - - - ■これからの予定 ■販売中(ライブ会場と伊丹のお店にて) #
by andonsha
| 2023-02-03 16:04
| 演奏記録
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【3月23日(木)SONORAMABOX】
【時間】開場18:30 開演19:30(行灯社は19:30~20:10の予定) 【場所】雲州堂(うんしゅうどう) / 大阪市北区菅原町7-2 電話 06-6361-3964 【出演】行灯社、Chululu 【料金】2,500円(1ドリンク付) 【予約】予約フォーム、又は、andonsha@gmail.com(行灯社)にお名前、人数、ご連絡先をお知らせください。 【詳細】SONORAMABOX 蔵を改装したイベント空間、雲州堂のブッキングライブに3年ぶりの出演です。
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by andonsha
| 2023-02-03 15:58
| 演奏予定
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【3月5日(日)ここいろ ミモザの日 親子で楽しむ音楽と工作ワークショップ】 【時間】14:30~16:00 【場所】伊丹市立男女共同参画センター ここいろ / 兵庫県伊丹市宮ノ前2-2-2 伊丹商工プラザ5F 【対象】3歳頃~小学生の親子 *定員:6組 【料金】無料 【参加申し込み・詳細】2023 ここいろ ミモザの日 親子向けのワークショップに演奏で呼んでいただきました。 お早めの参加申し込みがおすすめです!
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by andonsha
| 2023-02-03 15:34
| 演奏予定
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