![]() 全8曲(6トラック)入り、1500円。 *2025/2/25 更新 販売はライブ会場、伊丹のお店、オンラインショップにて。 デジタルデータ(WAVE)版もあります。*2024/9/3 更新 【伊丹で販売してくださっているお店】 - - - フルートと小さなハープの「行灯社」と秋の「鳴く虫」の共演CDができました! 1715年頃に建てられた酒蔵で、スズムシやキリギリスなどさまざまな鳴く虫の音に包まれて演奏した記録です。 「鳴く虫と郷町」をご存じですか? 兵庫県伊丹市で2006年から毎年9月に開催されている、町のあちこちに鳴く虫を展示するイベントです。お店や公共施設などに虫の音を置くことで普段の場所が違った表情を見せたり、多種多様な関連イベントを通じて新たな交流が生まれたり、いろいろな楽しみ方ができる、伊丹の秋の風物詩となっています。 私たちも演奏したり企画したりお客さんになったり運営委員になったり、その時々の形で参加してきました。 そのかかわりの中で作ったのが、このCDです。 始まりは、2017年、伊丹郷町館の企画「鳴く虫と暗蔵(アングラ)」を訪れた時のこと。 国指定重要文化財の酒蔵の中を暗くして虫の音を響かせ、めいめい静かに聞き入ったり懐中電灯を持って探検したりできる、おかしくて素敵な展示でした。それを体験しながら、ふと、「この暗闇の中に音楽を置いてみたらどうなるんだろう」という考えが浮かびました。 その個人的な、小さな発想がきっかけとなって、翌年その「鳴く虫と暗蔵」で演奏する機会をいただきました。 当日は思いがけず多くのお客さまがお越しくださり、赤ちゃんからご年配の方まで、前のめりになったり目を閉じたり、それぞれの過ごし方で味わってくださって、「虫が音楽に合わせて鳴くみたいでおもしろかった」「来年もしてください」といったお声もいただきました。 うれしさと驚きと共に、この共演を録音で残せたら…と思いました。 演奏しながら感じた、空間の響きの美しさ、虫の音の愛らしさ、あやしさ、不思議さ、この場の安らぐような厳かなような趣を、伝えられるのではないかと。 そして、2019年、伊丹郷町館のご協力で、「鳴く虫と郷町」会期中の録音が実現しました。 秋の夜にゆったりひっそり聴きたい曲を選び、虫たちの入った壺や籠をそっと並べ、楽器と声の響きのいい位置を決め、マイクをひとつ置いて録音。虫の声をじっくり聞けるよう曲の前後を長めに収録しています。 古い酒蔵のやわらかな響き、演奏に応じてここぞと鳴いたり止まったりする虫たちの妙、おもてを通る人や車や飛行機の近いのに遠く感じる町の気配。 音楽を手がかりに、あの酒蔵の薄闇へ、足を踏み入れていただけたら幸いです。 2021年9月10日 行灯社 (2022年9月10日 修正加筆 紹介文のお詫びと訂正) ■収録曲 1.テレンス・マクドナーのための哀歌&キャプテン・オケーン / キャロラン Lament for Terence MacDonough & Captain O'Kane / Turlough O'Carolan 2.ゴールウェイ卿のための哀歌&キャロランズ・ウェルカム / キャロラン Lord Galway's Lamentation & Carolan's Welcome / Turlough O'Carolan 3.かごめかごめ / 日本のわらべうた Kagome kagome / Trad. Japan 4.ノッラ・ローダのバグパイプの曲 / スウェーデン伝承曲 Säckpipslåt från Norra Råda / Trad. Sweden 5.星めぐりの歌 / 宮澤賢治 Hoshimeguri no uta / Miyazawa Kenji 6.ハンボル / ノルウェー伝承曲 Hamborg etter Knut N. Juveli / Trad. Norway 演奏 / 行灯社(ちえみ / フルート、みほ / ハープ&うた) 鳴く虫 / エンマコオロギ、カネタタキ、キリギリス、スズムシ、ツヅレサセコオロギ、マツムシ、他 録音 / 岸本想太 伊丹市立伊丹郷町館 旧岡田家住宅・酒蔵にて 2019年9月19日 イラスト / 行灯社 デザイン / 鹿鳴舎 協力 / 伊丹市立伊丹郷町館、鳴く虫と郷町実行委員会
by andonsha
| 2025-09-10 15:18
| 録音情報
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