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演奏記録:2月10日(木)「京都市立芸術大学作品展 中脇健児『「わいわい」と「ふり」の習作』」

中脇健児さんの小屋まわりにハープソロでお邪魔してきました。
京都市立芸術大学作品展の『「わいわい」と「ふり」の習作』。

移り変わる場の空気や時間が、当たり前のような不思議なような、風通しのよさが素敵でした(実際結構な風も吹き抜けて、換気の面でもいい環境でした)。
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「小屋が完成した」と聞いて来たので、中心は小屋のようだけど、どこからどこまで作品なのか、境界線があるのかないのか、彫刻専攻ということはこれは彫刻なのか、音楽があればそれも一部なのか…などなど考えているうちに、軽やかにたこ焼きと珈琲が登場し、その流れで焚火にあたり、そこに来られたご近所の方の思い出話を伺っていたら、すでにずっと「作品の中」にいたようです。
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時折ぱらつく雨の合間。
お送りした曲は、アイルランドの吟遊詩人キャロランの「ミス・マーフィー」や「ザ・クラージズ・ラメンテーション」、イングランドの伝承歌「スカボロー・フェア」など。

お隣の屋台と見た目が似ているハープシクルハープは、普段のサウルハープと弦の間隔や張りが違って、なかなか慣れないのですが、立って弾ける自由さが楽しくて、もっと練習したくなります(伊丹市昆虫館から配信した「オトラクな風景」でも弾いていました。アーカイブはこちら)。

この楽器は音量が小さくて、屋外では音が届きにくいのですが、その分、鳥のさえずりや風の音がいっしょに聞こえるのも楽しいなと弾きながら思いました。
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音楽が流れ始めると、それまでそれぞれに過ごしていた人たちが一点に集中して、見覚えのある「イベント」という空気に変わりました。
そのよさとそれによって過ごし方が限定されるつまらなさとがあって、演奏時間が20分と短く1日1回だけなのは絶妙なバランスだなと思いました。
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「たこ焼き屋になれる屋さん」で次々焼かれるたこ焼きと、随時淹れ方講座やこだわりの語りが繰り広げられていた珈琲。
訝しげに通りがかった人が提灯を見つけて「ああ、たこ焼き屋さんね」と納得した表情に変わる瞬間を興味深く眺めている私を見かけた人の印象も聞いてみたい気がします。


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誰もいないとちょっとさみしいのもよかった。
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演奏後は居合わせた方の作品やおすすめを教えていただいて見て回ったり、道に迷ったりしているうちに日が暮れて、戻って来ると、秘密めいた夜の焚火。
ちょっとあたってお暇するつもりが、熱いお茶をいただいて、ぽつりぽつりとおしゃべりをして、ついつい長居してしまいました。

行灯社で長年お世話になっている「伊丹オトラク」「鳴く虫と郷町」の仕掛け人でもある中脇さん。
作品展は終わりましたが、小屋ではこれからも何か展開がありそうです。

中脇さん、ごいっしょしてくださったみなさん、ありがとうございました!

以上、コメントはみほでした。

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◆今後の予定

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by andonsha | 2022-03-13 20:54 | 演奏記録 | Comments(0)
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