6月11日(土)は「伊丹オトラクな一日 特別編」。 市立伊丹ミュージアムのオープン記念として、町のあちこちでライブが繰り広げられる予定でしたが、雨のため、会場が変わったり減ったり、時間が短くなったり、演奏回数が減ったり。 これは淋しいことになるのか…。 だけど、こういう時に光るのもオトラク。 雨だからこその「おもしろい展開」はきっとあるはず。 楽しく頼もしいオトラクサポーターさんたちが作ってくださる場で、お越しくださる方に「今日ここで聴けてよかった」と思っていただける音楽は何か。 あれこれ考え、あれこれ思い、演奏してきました。 ![]() 撮影:オトラクサポーターのYさん メイン会場となったミュージアムの演奏場所はふたつ。 旧岡田家住宅・酒蔵(「鳴く虫と行灯社」はここで録音!)と旧石橋家住宅の一階です。 行灯社は酒蔵から旧石橋家に変更になりました。 蔵の響きでお聴きいただきたい曲を準備していたので残念ではありますが、新たな場で、曲を選びながらお届けするのもわくわくします。 大切に守られている建物の自然と背筋が伸びる緊張感と、風が吹き抜けていく心地よさ。 そこに雨音と音楽が合わさって、演奏する側としても聴く側としても、愉快だったり感慨深かったりと貴重な機会でした。 途中、ハープへのご質問をいただいたので、簡単にご紹介しました。 行灯社では「ハープ」や「小さなハープ」と呼んでいるのですが、とても長い歴史のある楽器で、種類や呼び名がいろいろあります。 今回のハープはアメリカで作られたフルシクルハープ。 「オトラクな風景(伊丹市昆虫館編)」でも演奏していました(アーカイブはこちら)。 軽やかな音色で、立って弾けるのが魅力です。 普段メインで弾いているのはサウルハープという日本で作られている楽器。 しっかりした作りで、弾き込むほどに音色が深く、響きが豊かになってきました。 ■演奏曲目 1.ミス・マーフィー(Miss Murphy) Turlough O'Carolan(1670-1738)2.クルエル・シスター(Cruel Sister) スコットランド伝承歌 3.水辺とこぎつね(20210327-2、20210327-1) 行灯社 4.Alfonso el sabio(1221-1284)編纂『聖母マリア頌歌集(Cantigas de Santa María)』より、166番・奇跡を讃える歌(Como poden per sas culpas) 5.かごめかごめ / 日本のわらべうた ![]() 行き来しやすい距離感と、ひょいっと様子を見られる気軽さで、出番前後のミュージシャンが客席に混ざっているのもいい風景。 三軒寺前広場では、キッズサポーターさんたちの楽器作りワークショップや、雨の具合を見ながらのライブやセッションがあり、ミュージアムと行き来してくださった方も多かったようです。 傘を開いたり閉じたり、場所を譲り合ったり、臨機応変に楽しんでくださったお客さまに支えられた、雨との「特別編」でもあった「オトラクな一日」でした。 お聴きくださったみなさん、関係者のみなさん、ありがとうございました! いろいろと状況は変わっていきますが、これからもオトラクのある日常が続くといいなと思います。 その他、当日の様子はオトラクFacebookページで紹介されています。 これまでのイベントやこれからの展開はオトラク公式サイトでご確認ください。 また、9月9日(金)~9月18日(日)にはミュージアムがメイン会場となる「鳴く虫と郷町」が開催されますので、こちらもおすすめです。 以上、コメントはみほでした。
by andonsha
| 2022-06-14 20:18
| 演奏記録
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